DFFOO 第二部7章についてまだ途中だけど言いたい

2020-05-15 09:36DFFOO,FF6blog,FF6

ストーリー紹介PVで見た「不穏なもの」について、掘り下げは全くなさそうだけど個人的には割ととんでもない爆弾だなと思いました…。

リルムがシャドウに対して「シャドウは「いつも」リルムのそばにいるじゃん」と言っていたあのシーン。結論から言えばあれはリルム本人ではないし、何なら相対してるシャドウも本人ではなかったです。セフセフ。それはまあいい。私が危惧していたのはあれがシャドウの「願望」として見せられることだったから。

個人的には、シャドウはリルムが自分の娘と気付いてただろうし、気付いたからには文字通りシャドウ(影)として一定の距離を保ったまま見守っていただろうということに異論はありません。けど、「死神に追われている」シャドウがリルムとの暮らしを捨てたのはリルムを想うからこそであり、だからリルムのことに気付いても名乗り出ることも、匂わせることもしないままEDのあの行動に繋がったのだと思っています。

魔大陸で「必ず戻ってみせるさ」と彼が言ったのは、崩壊する世界の中で少なからずリルムを気にかけていたからだと思うし、ケフカを倒した後「やっと逃げずにすみそうだ」と言っていたのも、リルムが暮らすこれからの世界を守ることができたからなのだろうと思います。

つまり何が言いたいかというと、シャドウは徹底的にリルムとの繋がりを隠そうとしていたはずなのですよ。死神に追われている彼はその矛先が娘に向くことを何よりも恐れたはずです。

リルムは10歳にして天才画家で、人の心さえも描き出すと紹介されるほどの観察眼と才能の持ち主ですが、そのリルムに悟られてはならないんですよ。何かしら悟られた時点で、死神の矛先はリルムに向くかもしれないわけですから。

ということで、DFFOOで父娘関係はともかくシャドウが「いつも」そばにいることに気付くリルム、そしてそれはシャドウの「願望(本当は気付いてほしい)」であると提示されたくなかったのです。結論から言えば、どっちもジェノバコピー(だっけ?)による偽物だったのでそれはなかった、めでたしめでたし…とは問屋が卸しません。

クラウドが無料で教えてくれた情報によれば彼らは「記憶をコピーしてそいつになりきった存在」です。ノクト・プロンプトのコピーに出くわしたイグニスは「あるいは俺の願望か」とか言ってるし、あのシャドウとリルムは誰の記憶をコピーして、誰の記憶を元に「リルムならこう言うだろう」という行動をしてるんでしょうか。そしてそれは誰の願望?誰を惑わす?

ストーリーはザックスが自分の輝きを取り戻したところまでやったので、1/3ほど消化したのではと思うのですが、この描写自体はあくまで本題ではなくセフィロスの起こした異変の一例であり、ストーリー的にはこれ以上掘り下げはないと思われます。

だから、「シャドウは「いつも」リルムのそばにいるじゃん」の言葉の真意がリルム本人から語られることもなければ、そこにシャドウが何を感じるかということも明確な答えは提示されないままなのだろうと思います。

そりゃね?DFFOO第二部のストーリー的には「悲しい記憶」は知らないままがいいでしょ?っていうマーテリアに「んなわけねーだろ!それがあるから今があるんだ!」ってNOを突きつけるのが主題だし、リルムも知らないままでいるより知りたいとなると思うんですよ。知った上で、シャドウと父娘として再会できないまま永遠に別れることになったとしても、きっとそれはそれとして受け入れると思う。

それでも、シャドウの生き様を思えば「知ってて黙っている」よりも「知らないままでいる」方が、最善なのではと思っちゃうんですよね。かつて友を救えなかったシャドウが、娘だけは最後まで守り通したというのは彼にとって何よりの救いになるんじゃないかと…。

よく、リルムを本当に想うならシャドウが取るべき行動はあそこでビリーの迎えを待つことではなくて、生きて戻ってリルムと暮らすことだって言われてるんですけど、それは違うと思うんです。

シャドウが選んだのはそういう道ではないんですよ。リルムにはストラゴスがいて、血を超えた絆で結ばれているし、魔導の力も失われて帝国もケフカも消えた。自分の手はリルムが産まれる前から血にまみれていて、とても抱く資格はない。役割を終えたなら退場するまでだ、というのが彼の矜持であり、リルムを想うからこそ父が犯罪者であるとか余計なことは知らないまま生きてほしいと願ったわけですよ。

……ということで、リルムはシャドウには気付かないままであってほしいんですよ。ただ、何か言語化できないものを感じる部分はあって、それが具体的に何かはわからないけど本編ED後には謎の喪失感を感じるようになった、というのはあると思う。あってくれ。その喪失感にシンパシー感じるのがセッツァーだし、その喪失感を埋めてくれたのが空で、度々セッツァーに頼み込んで空を飛ぶようになるみたいなセツリルが私は好きです(突然のダイマ)

それに対してDFFOOで本編補完としてNOを突きつけてくるんじゃないかと震えていたのですが、補完と呼べるほどフォーカスされなかったので、一抹のモヤモヤは感じるもののまあいいかって流せる…かな?ここで長々語ってる時点で流せてないですけどね。
けどまあ、語ったらスッキリしたのでいいや。

リルムにしてみれば、たとえ父娘として触れ合うことはできないままでも、どこかで生きていてさえくれればそれでいい、とガウのように思うのかもしれない。シャドウもきっと同じことをリルムに思っているし、だからこそ、不必要に触れることはしないと思うんだなあ。

守るために離れたのだから、不用意に気付かせるマネは徹頭徹尾しないでほしい。

Posted by 灰寝