第二部9章「生きる者の灯火」

2020-04-06 11:21DFFOO,プレイ日記blog,プレイ日記

今回は零式メインのお話です。以前から再々言っていますが、零式は未プレイなので零式ストーリーをメインに展開されてもナンノコッチャ状態なんですけどもね。

一応これまでの話の流れと、零式キャラ加入の度に言及されていることから歴代FFの中でもかなり異質な世界観(死者のことは忘れてしまう、常に戦争をしていて士官候補生までもが戦場に駆り出されるほどの事態である)を持っていることは把握できました。

そして、その世界観は歴代FFキャラの中では到底受け入れられるものではないということ、特にDFFOOのメインストーリー中ではマーテリアによって「安息」のために一方的な判断で抜き取られた記憶(時には己が既に死んでいるという事実すら)を取り戻さなければ、「自分」ではないという価値観と衝突することもあることが描かれてきています。

今回の新章のキーパーソンとも呼ぶべきマキナはスピリタスに召喚された戦士であり、本編中に起こった出来事及びその後の出来事も全て記憶しています。その辺りのイベントと、今回のメインストーリー中での描写を見るにつけ、零式メインキャラは全員死亡エンドらしいことが読み取れます。ただしレムとマキナは生き残っており、マキナはどこかの段階で0組を「裏切って」いて、それが全員死亡エンドに繋がってしまったことを彼は後悔している、ということらしいです。

裏切りと言えば、もうFFどころか聖書の時代からその代名詞と言っても過言ではないカインですね。

もっとも、カインははっきり自分の意志でセシル達を裏切ったわけではありませんが。マキナは兄と共に戦場に出て、その兄が戦死した原因が己の無力にあったことを0組に責任転嫁し、力を求めて人間であることを止めた、というらしいことが語られています。そのことをマキナはとても後悔していて、それが直接的か間接的かはわかりませんが0組の全員死亡エンドに繋がったことをずっと謝りたかったようです。

今回の新章、マキナが自分のことを語るときカインが大体そばに居たのが印象的でした。カインも洗脳という形にせよ、意識はある状態でセシルに槍を向けたわけですよ。洗脳された原因は、主に恋心のもつれとされていますが、それだけではないと個人的には思っていて、何の後ろ盾もない孤児でありながら赤い翼の部隊長まで上り詰めたその実力、憎みようもない人柄、カインがセシルに抱いた感情は一言で言えないほどありすぎて、それでも親友として慕っていたし切磋琢磨してきた間柄、そうした後ろ暗い感情は笑顔と誇り高い竜の仮面の下に隠してきたのに、引きずり出されたんですよね。そうした後ろ暗い感情を引きずり出されたことをカイン自身は「己の弱さ」と称していて、「俺は弱くて情けなくて、優秀な0組のみんなに嫉妬もしていた」というマキナの言葉に共感するところが少なからずあったんだと思うんですよ。

最終的に、ヴァンとセシルが「いなくなってからじゃ遅い」「今はみんな生きてこの世界にいるんだから、今話せばいい」「ここはそれを許してくれる世界だ」とマキナに本編世界でできなかったことを、たとえ皆が許してくれなくとも、今この世界でやってみればいいんじゃないか、と提案してマキナはそれを受け入れます。マキナは「最後はみんなに謝ることしか考えてなかった」と何度か繰り返していました。それを隣にいたカインはどう聞いていたんだろうなと思います。

カインは言葉を尽くすタイプではなく、一通りの謝罪はもちろんしていますが、セシル達一行と最終決戦まで死闘を共にするという行動で返した後、いつか再びセシルとローザの元に戻るためにも、己の弱さを克服しようと修行に出ます。言葉でなく行動で語るタイプというかね。二度も刃を向け、仮面の下に隠してきた己の想いも弱さもさらけ出した後の自分の言葉だけでは、信頼は取り戻せないと思ったのかなと。カインにとっては、セシルやローザは憎む気持ちも嫉妬する気持ちももちろんあったけど、それでもどうしても信頼を取り戻したいほどの相手であったということなんですよね。

結局、カインはDFFOOの世界で光と記憶を失い、自分を裏切者と見るセシルを責めることも真実を口にすることもなく、黙って共に戦って支え続けるという行動で示しました。セシルもそれを受け取って、カインに報いたいと考えるようになります。「あのとき」できなかったことをカインは実現できたのかな。

自らの弱さを語るマキナに、カインは何も語りませんでした。ストーリー冒頭でスピリタスの戦士であり、自分だけ全ての記憶を持ち合わせていることに悩むマキナに「誰かに合わせる必要はない。自分の道は自分で決めればいい」と言っただけでした。カインとマキナは本編ゲーム中での立場はわかりませんが、少なくともDFFOOでの立場は全く同じもの。また自分に刃を向けるのではないか、と親友を信用しきれないと悩むセシルのそばにいることを選んだカインだからこその言葉ですね。

これはセシルもそうなんですが、カインはどういう立場に置かれて迷うことはあっても、自分のやるべきことをすぐに選び取りそこに向かって実際に行動できる強さがあるんですよね。二人とも、さすが若くして軍事国家の主力部隊をまとめ上げる立場にあるだけのことはあります。セシルもカインもたくさん悩むんですけど、悩むより先に動ける強さが好きです。そして軍人でもあるので(実際に戦場に出ていたのかは定かでないけど)、「戦場での死の責任を求めるとこじれる」という言葉にもかなり説得力を感じました。

最終的には0組のメンバーはレムとマキナを残して全員死亡エンドを迎える記憶を、暗闇の雲によって取り戻したエースはDFFOO世界で0組みんなで「安息」を得ようと闇のクリスタルコアの力を借りて、零式世界を作り上げます。元の世界に戻ったとしても、自分たちに待っているのは死であり、そして世界を救ったはずなのに世界から忘却されるという未来だけ。生き残ったレムとマキナも自分たちを忘れてしまう。そして、DFFOO世界で出会った異世界の者たちはクリスタルの加護による死者の忘却を「悲しいもの」「それでいいはずがない」と全否定してくる。ならば「ここ」にずっといよう、と考えるエースの気持ちはわかります。

死者の忘却については、零式キャラの加入の度に話題に上がり、特にエースはストーリー中で、モンスターの襲撃に遭って目の前で死んだチョコボのことを自分が忘れられないということにショックを受ける描写があります。

死者の忘却は零式世界においてはクリスタルの加護によるもので、人間が前に進むために必要なものとされているのに、異世界の者たちはマーテリアによって奪われた「つらい記憶」をわざわざ取り返すことをいつも選びます。これは自分から安息を手放しているのと同義で、その「つらい記憶」も含めて全てが自分であり、前に進むために必要なんだ、と言います。時には、忘れることそのものを否定することも。これに対して、零式キャラが何かを語ることはほぼありませんでした。でも、実は密かにエースは傷ついていて、まるで自分たちが否定されているように感じていたのですね。

死者の忘却について、フライヤが「それがおぬしたちの理で、否定するつもりはないが、私達には悲しいものに見えるのじゃ」という旨のことを言いますが、これは探し求めていた恋人に忘れ去られてしまい、深く傷ついたフライヤだからこそ言える台詞だなあと思いました。9のフライヤの物語は描写こそあっさりめだし、色々抜け落ちてるんですけど、本当にあんまりです。EDではふたりでもう一度思い出を作り直すという救いは与えられるものの、そこに至る過程はないし、結局恋人の記憶は戻らないままです。

竜騎士って何でこうも不憫なの。

最終的に記憶を全て取り戻した0組の面々は、それぞれに「覚悟はしていた」「忘れられたくない」「死ぬのは嫌だ」という反応を見せますが、これほんとキツかったです…。死者を忘れるから、あまりにも死が遠くにありすぎて、死ぬことはもちろん忘れるということがどういうことなのか、初めて身近に感じた恐怖感というのですかね。全てがどこか他人事の0組の面々が、初めて自分のこととして向き合って、感情を顕にするのがとても堪えました。

実際にはキング、セブン、エイト、ジャックといった冷静組は、他のメンバーの感情を受け止め慰めるので精一杯で、自分たちの感情を顕にする時間もなかった、と言っていて、他シリーズの年長組が口々に「ここではもっと大人を頼ってくれていいんだ」「ここでは時間もあるから色々な話をすればいい」と言っていたのがもう涙腺崩壊でした。

今回のストーリーはほんとよくできていて、本編での救いのないバッドエンドに対する救済を与えたIFストーリーというか、多分第二部の大まかなストーリーが決まったところでこれをいつかやりたかったんだろうなーという気がしました。それほどよく練られている印象でしたし、このストーリーに入る前に伏線もしっかりと張られていた。まあ、零式自体がナンバリングでもなくそれほどメジャータイトルではないからかもですが、少なくとも10以前の旧作シリーズに焦点を当てた作品ではあまりそうした伏線が張られている印象も、世界観をしっかりと説明している印象もありませんでした。さらっと触れられてる感じですかね。

エースの言う通り結局元の世界に戻ったところで自分たちに帰る場所がないのも変わらない、問題は先送りになっただけですが、少なくともDFFOO世界では生きていて、戦争もなく死んだ者を忘れることもなく元の世界ではできなかったことができる。見方を変えれば、死後の世界で救済を得たようなものです。零式ファンの方々にとっては、とても良いストーリーだったのではないかなと思いました。

できれば他シリーズもそれくらいやってくれていいんですけどね。6組の輝きは結局、なくても別にいいやでこのまま行くのか。そりゃ元々失われてないないようなもんだけどさ。

長くなりましたが、今回のストーリーはほんと良かったです。零式まったく知らんのに、世界観とかキャラのある程度の性格と結末とそれがもたらしたもの、結構すんなり入ってきました。とても丁寧なシナリオでした。できれば他シリーズもry

結局暗闇の雲さんは何がしたかったの?って感じではあるのですが、まあDFFOOのヴィラン勢はほんと何がしたいのかわからんので今後もわからんままです多分w

で、ハードも一通り回ったのですが何かこの章からいきなりインフレした気配を感じました。主に雑魚戦で。雑魚戦なら陛下のオートボウガンで一掃できていたのに、敵によっては一掃できなくなってきたので、あーこれはそろそろ中盤真化組も戦力として厳しくなってくる頃合いだなあと…。最近出たアシェラとクァイスはカオスをコスモスにするくらいのあり得ないぶっ壊れ性能してるので(特にクァイス)、今後あの辺を基準にされるようになるといくら強化ボード実装されたところで色々厳しいなあと思います…。

カインもこれだけ焦らしてくれたので、それくらいぶっ壊してくれていいんですけどね。でも、ジタンの真化を見るにつけ、多分アビ回数増加orアスピルとスプレッドダメージ、HP++変化攻撃が関の山かなあ。グングニルはスプレッドつくと思います。あと固有バフか何かで自身の素早さアップはありそう。本家でもスピードタイプだしね。リキャスト遅いからEX撃つ前にアビ尽きるやつな。いっそ自分で追撃してくれればいいのになと友人と話してるんですけどねw自分で吹き飛ばして、ジャンプして自分で追撃。めっちゃ竜騎士らしいですよね!

こうしてDFFOOプレイ日記をいつも長々としたためてますけど、シメはいつもカインのことですねこの人。

なお、新章のコスモス(上段)とカオス(下段)はクァイス、レイル、アシェラと召喚パンデモで吹き飛ばし無双やりました。前半の仕込みさえ終われば、あとは脳死で吹き飛ばすだけなので敵さんほとんど地面に足つけてませんでした…。

さすがにアシェラとクァイスいると本当に頭使わなくなるので、この二人封印してティナ入れてコンプにチャレンジしてます。あと2〜3発入れたら終わりってとこまで行けるのに、そこで押し込まれるのでもっと対策を考えたいところではあります。

上手くなりたいなあ。

Posted by 灰寝